川崎の事件を思う

川崎殺傷事件では小学生が狙われた。私立の小学校に通う裕福な小学生が狙われており、池田小を襲った宅間守を思い起こさせる。今後貧富の差が拡大し、持つ者持たざる者と格差社会如実になれば、こういった事件が増えることだろう。

裕福で教育熱心な家庭に育つか、貧困でロクな教育も受けずに育つか、親を選ぶことはできないが、その差は大きい。よほど地頭が良ければお金がなくても小学校から高校まで公立で国立大学に入ることができる。しかしそれはよほど頭がよくてしかも親も教育の重要性を理解している場合のみである。

今回の事件の容疑者は小学生時代から言動に問題があったようで、発達障害人格障害などがあった可能性がある。異常行動を障害と捉えて、的確な指導や行政の介入があれば、こんな事件は起こらなかったかもしれない。

今回の事件や相次ぐ自動車事故を考えると、アメリカみたいに保護者が子供を学校に送り届けるのがいいのだろうかと思う。アメリカはそれこそ貧富の差が大きい格差社会で、住むエリアや行く学校も違う。日本もそういった社会になりかかっている気がする。