子育ては自分の人生の振り返りでもある

子育てしていると、今までの自分の人生を振り返ることがよくある。自分はどう育ったか、自分の親のこと、自分の親に対する感情など様々なことを思い起こさせる。

私は自分の親は毒親だと思っている。反抗期からずっと親を嫌ったままだ。親に対する哀れみの感情が出てきたものの、いまだに親を受け入れることはできない。

親の何が嫌なのか。自立心を削ごうとすること。子供は自分のものだと思っていること。世間体ばかり気にすること。嘘をつくことを子供に強いること。などなど。

特に、私のやりたいことをやらせてもらえない、意見を聞いてもらえない、私の考えをバカにするということは本当に嫌だったので、私は早くこの家から出たいと大学で下宿することを選んだ。子供は自分の副産物か何かだと思っているのだろうか。子供にも子供なりの考えがあり、子供であっても他人であるということを、親は忘れないでほしい。

川崎殺傷事件を受け、子供部屋おじさん、つまり実家暮らしのまま自立できていない大人がクローズアップされているが、私はとにかく親が嫌いで親から離れたい一心で自立心旺盛だったため、そういう意味では親に感謝してもよいのかもしれない。